重すぎて辛すぎて逃げ出したくて二度中断してラストにたどり着いた。
実話であることが受け止めきれない状況にさせた、全くの第三者の自分がこの二時間を受け止められないのに現実を乗り越えられたご本人を尊敬する以外ない。
なぜ自分だけ、なぜ我が子が、答えのない孤独の中それでも支え合って生きる家族の力はもう言葉がない。「神様は乗り越えられる人に試練を与える」こんな言葉なんてと当人は言うけど端からみるとその言葉は嘘でもないなと思う。家族に辛く当たったり夫婦が対立したりリアルだった、兄二人はあまり多く描かれてなかったけどきっと他の人には分からない辛さを乗り越えられたことだろう。
息子の視力が失われる前に母がきれいに化粧する場面は辛すぎた。
指点字を思いつかれたお母様、大学教授になられた智さん、ご家族、どんな言葉も見つからない。
