『くまのプーさん』原作の著作権切れ（パブリックドメイン化）を虎視眈々と狙い、電光石火の勢いで制作された、プーさんが人間を襲うホラー映画。話題から少々乗り遅れたが、ようやく手に取ることが出来たので鑑賞することに。
100エーカーの森で、幼いクリストファー・ロビンに養われていたプーさんとその仲間たち。しかし、青年になったロビンは、大学進学のために森を去ってしまう。ロビンからの食料供給がなくなったプーさんらは飢えに苦しみ、遂には仲間のイーヨーを食べてしまう。それをきっかけに、プーさんらは人間に対する憎悪を抱く、血に飢えた化物と化すのであった―――。
・・・や、プーさんたちどんだけ生活力ないんだよww導入からツッコミどころ満載なのだが、それはさておき。
パブリックドメイン化で、好き放題に扱われるプーさん。「徹底的に、可愛いプーさんと真逆のことをさせたい！」という制作者の気持ちがゴア描写によく表れており、なかなかにエグイ残虐描写が最初から最後までほぼノンストップで繰り広げられる。しかしなぁ・・・これがまあプーさん（＆ピグレット）には見えなくて・・・「着ぐるみ変態おぢさんが森に入ってきた人間を殺しまくるサイコ・ホラー」にしか見えないんだよ！（ちなみに、プーさんの首から下の姿はマリオに見えるという・・・。）
ということで、プーさんのホラーを楽しめるものと期待していたが、プーさん感があまりなかった、というのが鑑賞後の正直な感想。
