ちょっと、乗り切れなかったなぁ。
これぞ、おフランス流ブラックユーモアなのだろう。それはわかるのだけど、話が進むにつれ冷めてしまった。最初、半ば過失で一人目のヴィーガンを轢き殺しちゃって、その生肉をうっかり売ってしまうくだりは面白く、期待値が爆上がりした。
ただ、人肉を腐りかけの肉に混ぜて成形すると翌日にはハムになるの?という素朴な疑問が湧いた。
観終わってからググるとYahoo!知恵袋に「日本に於ける本作の「ハム」との表現は、ほとんどの場面では合致せず、単に生肉を販売しているにすぎない」という回答を見つけ、なるほどと。確かに原題は「Barbaque/バーベキュー」で、ハムとは言ってない。
ハムうんぬんは観終わってから知ったのだけど、殺人の翌朝、妻が味見したいと言い出し食べさせてたよねえ、というシーンから一気に気持ち悪くなった。
そう、カニバリズムで気色悪くなってしまった。
生でも焼いてもカニバリズムの本質に違いはないのだけど、生のままはやっぱり生々しい。もちろん、邦題で察しろだけど、面白いかどうかはやっぱり観てみないとわからない。
そんなこんなで冷めたまま後半のサイコパス夫婦っぷりを観た。そう言えば、リアルにパリ人肉事件(1981年)なんていうのもあったなぁ、と。
余談だけれど、最近ヴィーガンにも主義の違いで種類があることを知った。健康のために肉類を食べないダイエタリーと動物愛護の観点から動物が絡む生産物すべてを避けるエシカルという二種(この他にも、環境のために畜産を避けるべきというエンバイロンメンタルなどもあるそうだ)
「きさらぎ駅」を観るきっかけになったのと同じYouTubeアニメでダイエタリーとエシカルを知った。しかも、同じバサマが出てる。
▼ B級コメディ しんぞうの逆襲
過激派ヴィーガンBBAを論破するサイコパス5歳女児
https://youtu.be/GI8puqMVsDI?si=64tihZD7gFzUogJB