メトロポリスのベルベーのネタバレレビュー・内容・結末

面白かったけどこれ、どう考えても同時期にやっていたテレビアニメ「ASTRO BOY 鉄腕アトム」と浦沢直樹の「PLUTO」と精神的に三つ子なので併せて解読した方が良い気がする。しかし個人的バイブルの後者はともかく、前者がハードル高いのよ…子供の時観てあまりの暗さにリタイアしたから。長いし。

そう、「鉄腕アトム」が暗いなんて、手塚治虫が暗いなんて思ってなかった。こども雑誌とか伝記ではとにかく凄い作品を作った人！偉大！って紹介だったし…いやもっと深いところまで言及してたかもしれないが、子供の時分にそこまて読み解けてなかった、多分。

しかし実のところ、手塚治虫は暗い。暗いというかアシモフそのままぶち込んでくるので、子供が観るには難しすぎるでしょう。だから本作はそりゃもう大人向け。「ブレードランナー」のパクリ？リドリー・スコットが手塚治虫をパクってんだよ！

惜しいのは小林桂が芸能人声優だとしても…というところで、このあたりの問題は最近になってようやく解決されたからなあ。惜しい。役的に下手ではいけない部分だった。