くぅー

ロスト・キング 500年越しの運命のくぅーのレビュー・感想・評価

4.0
“人生で正当な評価を得られず、真価を発揮できずにいた人の物語です。”

»二人の息子の母で職場に不満のある会社員の女性は、息子とシェイクスピアの「リチャード三世」を観劇して影響を受け、悪名高く語られている英国王リチャード三世の真の姿を明かそうと研究をし始める。

はい、2012年に主婦が500年以上も行方不明だった英国王の遺骨を発見したという、興味津々の実話ベース作品を鑑賞し…これはニンマリするしかありませんでしたね。

そう、確かに究極の推し活でもあり、幻想と共に行動するトリッキーな仕掛けがありますが…その真っ直ぐな情熱と行動力にはやはり惹かれてしまって。

うん、権力のずる賢さやフェミニズムも垣間見れてしまいますが、10年前の英国でも根強かったのかと。

にしても、浪漫と英国も相性がいい様で…正に良作の掘り出し物を見た余韻でしたね。


なお、キャストでは、やはりサリー・ホーキンス…『シェイプ・オブ・ウォーター』以来の代表作をやっとの熱演。
スティーヴ・クーガン…いい仕事してます。
ハリー・ロイド…トム・ヒドルストンばりにカッコ良かったです。
さらには、 マーク・アディにリー・イングルビーらが良きサポート。
くぅー

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