松田

機動戦士ガンダムSEED FREEDOMの松田のレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)
3.8
楽しかった!シリーズほぼ覚えてなくてもこんなに楽しめる!?

シリーズは少年時代に見た事あるなって程度だったが、十分に楽しめた。
勿論、用語や世界情勢の細かい部分等は分からなかったが重要な部分は繰り返したり説明するのでおおよその世界観の輪郭は観てれば掴める。
今作もファンはめっちゃ楽しかっただろうな…と羨ましい気持ちが爆発した。
あんまり覚えてなくても楽しかったのだから、ファンが見たらきっとスコア5.0をブッちぎる程の評価をつけたいに違いない。

戦闘シーンがとにかく凄い…!
そもそもガンダムの映画を映画館で観るのは初。しかし巨大ロボットが巨大スクリーンに映えて素晴らしい音響が整った環境で観るのはそりゃ凄いに決まっていて、そもそもの映画館との親和性が高いジャンルであった事を認識させられた。
さらにシリーズうろ覚えな自分ですら度肝を抜かれるような展開が次々と畳み掛けてくる。
TVシリーズからは2年、現実世界で言えば20年…その間の技術進歩によって相変わらずトンデモナイものが開発され続けていた。
捻くれて考えると平和が近付いてなかったように皮肉に感じてしまうが、エンタメ的に見たら問題ないどころか大歓迎。
何が起きるか、劇場へ行ってのお楽しみ…!

TVシリーズが終わっても尚続いていた戦争と未だ訪れない平和。そこに向かっていく為にどうするべきなのか、という葛藤が描かれていた。
SEEDやDESTNYで誰がどういう思想で戦ったかはもう覚えてない。
だけど前作までに登場していたキャラ…つまり戦争に関わっていた人々は、シリーズ終了後から今作までの間に平和の為にその身を捧げて責任を果たそうとしてきた事が痛い程に伝わってきた。
その葛藤や戦いが今作を生み出した事を考えたら今までの戦いは全く無駄じゃなかったという証明になってるハズ。
無駄どころか今作のキャラが織りなす様々なカタチの愛やファンのシリーズ愛がこのFREEDOM後の世界を平和に導くのかもしれない…
…マジでシリーズファンに嫉妬して狂いそうな程にファンサービスという愛に溢れていた作品!!!!
松田

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