作画は相当気合いが入っていた。
戦闘シーンの迫力がTVシリーズとは段違い。
でも、女キャラの唇にわざわざ色を塗るのはみんなおちょぼ口に見えてぶっちゃけ変だったのでやめてほしかった。笑
ストーリーは「ガンダム」に「コードギアス」と「エヴァンゲリオン」のエッセンスをふりかけたような感じで、それらのエッセンスが割と強めに臭うので賛否両論ありそうな気もしたけど、私は素直に楽しめた。
自由と秩序は相反するものでどちらを重んじるかは各人の思想によると思うけど、タイトルにも「FREEDOM」の文字があるように、基本的に自由のほうが尊重されるべきという論調で話は進んでいく。
TVシリーズではそういう論理を振りかざす側のキラとラクスが神格化されすぎ+カガリが無能すぎてフラストレーションが溜まったけど、今作ではキラとラクスが人間らしくNTRに思い悩んだりカガリが戦場に出張ってこなかったりでだいぶ見やすくなっていた。
以下ネタバレ有。
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TVシリーズでは不遇の主人公だったシンは、愛すべき馬鹿的なキャラに進化していた。
特に、パーティーで食べ物をもぐもぐ食べている姿はかなり可愛かった。
こんな可愛い奴をあんな悪人ヅラにしていた戦争が憎い…
序盤〜中盤はシュラにボコられたりアスランにボコられたりルナマリアにボコられたりとあまりにもボコられすぎだったけど、終盤にはきちんとした活躍もあって良かった。
そんなシンがステラの加護でギアスもどきに抵抗していたのに対して、アスランはカガリの妄想で抵抗していたのは思わず笑った。
(髪型のせいで一瞬誰だかわからなかったメイリンとは結局くっつかなかったという解釈でいいのかな?)
シンが一番好きなのでシンの活躍が本当に嬉しかったけど、イザークとディアッカがいぶし銀的な活躍をするのも嬉しかったな。
アグネスをああいう性格にしてああいう台詞を言わせるなら、いっそめちゃくちゃ男ウケしそうな外見にデザインしたほうがおもしろい気はした。
黒髪ロング巨乳低身長ロリ顔みたいな…笑
そのほうがリアリティはある。
アグネスみたいにアイシャドウが濃すぎる女は普通に男ウケしないだろうとしか思えなかったので。
(アイシャドウはアウラも濃すぎたけどそちらは合法ロリならぬ非合法BBAとして需要がありそう)
アグネスとルナマリアの舌戦も好きだったな。
この作品に出てくる女キャラって女友達にはしたくないタイプが多いけど、ルナマリアとミリアリアは普通に女友達にしたい。
今までラクスが神格化されがちな理由が「人気キャラだから」としか考えられなかったのだけど、今作を観たことで「そもそも普通のコーディネーターではなかったから」ということが判明し、すっきりした感じはある。
今作のテーマからすると、その受け止め方は望ましくないのかもしれないけど。
自作の晩御飯にラップをかけたままソファで寝てしまうラクスとか殴り合って友情を確かめ合うキラとアスランとかあまりに古臭い描写で笑うけど、TVシリーズが放映されていた時代を考えればそのへんは仕方ないってわけ。
でもラクスまでもが乳を揺らし始めたらミーアの立場が無くなってしまうのでそれはやめてほしかった。笑
ところでカガリの声優はなぜ交代したのか?
出番があまり無かったのはそのせいかな?
キラの私服のセンスは相変わらずやばかった。
金具だらけで歩くたびにカチャカチャ鳴っていそうだった。
2024年映画鑑賞20作目。
【2024.02.24.鑑賞】
【2024.02.25.レビュー編集】