マーくんパパ

全身小説家のマーくんパパのレビュー・感想・評価

全身小説家(1994年製作の映画)
4.0
1926〜1992年66歳の生涯を送った小説家井上光晴の晩年ドキュメント。
育ての祖母から〝嘘つきみっちゃん〟と呼ばれた少年が、大人になり虚構を紡ぐ仕事の小説家として大成する。盟友の瀬戸内寂聴がそこには逆に語りたくなかった真実があるからだとの分析が味わい深い。最近見直した『ある映画監督の生涯』もそうだけど、インタビューで人物の人間性を掘り下げるドキュメント物は結構面白い。
作品読んでみようかな。