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バンパイア/最後の晩餐
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『バンパイア/最後の晩餐』に投稿された感想・評価

Cem
5.0
映画のオーディションに合格した4人の男女。監督に呼ばれ古城を訪れた彼らを待っていたのは、超能力使える吸血鬼だった!!夜明けまでに殺さないと餌食にされてしまう
ランベルト・バーヴァによる異色ヴァンパイア・ホラー♡♬*゚

古城に棲む全員が個性豊かで素敵。古城はトスカーナのサンメッツァーノ城、これまた素敵。まさしく80年代イタリアンホラーといえるセットや雰囲気は、ランベルト・バーヴァのセンスがきらりと光る。心臓飛び出るのも顔面溶けるのもナイスグロ。吸血鬼の弱点がドリアン・グレイにかけてるのも良いアイデア。このユルさ、愉快でヨロシイ
3.1
あるホラー映画のオーディションに合格した4人の男女は、監督であるユーレックが所有する城に招かれ、一夜を過ごすこととなる。だが、ユーレックは本物のバンパイアだった…というストーリー。
「デモンズ」のランベルト・バーヴァ監督が贈る、バンパイアホラーです。
夕食の席でユーレックは自らがバンパイアであると明かし、「夜明けまでに私を殺せ。さもなくば君たちを殺す」と挑発される。しかし、彼を殺すことはある特別なやり方によらなければ不可能な事だった、という内容です。
ランベルト・バーヴァ監督にテレビ放映用作品ですが、全体的に健全で地味な感じの作品になっていますね。
冒頭、第一次大戦期に地下墓地で棺を暴いた撮影隊が、その際に手を怪我して滴った血でバンパイアが復活するシーンは、ミイラにみるみる肉がついていく「デモンズ2」のデモンズ復活シーンのような画をコマ撮りクレイアニメで表現していて楽しいですね。
前半はホラー映画のオーディションに集まった主役男女4人のオーディション映像が流されたり、合格して監督であるホラー映画監督ユーレックが所有する城に招待された彼らがそこで吸血鬼が人を襲う白黒フィルム映画見せられたり、城の中で迷って地下墓地に迷い込んだりする姿が描かれます。特段派手なシーンや怖いシーンはないんですが、城の中の雰囲気や神出鬼没な謎の美女、傴僂の使用人ジルなど個性的なキャラも登場するのでそう飽きなかったかな。
ユーレックが現れて夕食の席で、鏡に姿が映らなかったり、口に牙が生えていたりして、ユーレック自身もアッサリ自分がバンパイアであると明かします。吸血鬼の孤独で決まりきった生活が永遠に続くことがうんざりしたユーレックは自らを殺すように4人に言い、夜明けまでに殺せなければ彼らを殺すと宣言して夜明けまでのゲームが始まります。闇の世界であっても自殺は許されないというのが面白いですね。そこから4人の男女が城の中をユーレックらから逃げ回る展開が始まりますが、何か緊迫感がなくて終始緩いんですよね。これはランベルト・バーヴァの演出によるものなのかな。逃げ回る主人公達もリアクションとか会話にイマイチ緊張感感じられないし、結構コメディ的な演出も入ってるのでホラーという感じはありません。音楽だけはそれっぽいんだけど。ただ、見てるうちに何か段々この緩さが癖になってくる感じはします。傴僂の執事ジルは花食べたり蜘蛛食べたりする所はレンフィールドをもとにしてるのかな?なれない料理作らされて焦がして焦ったり、運んでる途中で料理落としてまた焦ったり、主人公達が逃げるときに突き飛ばされて穴にハマって動けなくなってたりとやたら扱い悪い所はちょっと笑いました。
ユーリックは十字架突きつけられてもニンニク突きつけられても平気です。時代の進歩と共に防護ガードできてどれも平気になったとユーレックが語り、今は吸血鬼がコンコルドに乗って世界を行き来して牛耳る時代だと語る所は面白かったです。胸を杭で突き刺されても緑の血?口から流すだけで死にません。女性が一人血を吸われるけど、伝染はせず「伝説は事実とちょっと違うのかもね」だけで済まされる緩さ。
ユーレックから逃れるために、弱点を教えようとした秘書が超能力で心臓を内側から掴みだされるシーンは大きな見所と言えますね。その後、ゾンビ化した秘書の顔半分ズル剥けで頭蓋骨剥き出しになってるメイクもいい感じ。ユーレックの右手がデモンズ風に変形する所をコマ撮りクレイアニメで表現してるのもアナログレトロな感じで良いですね。
終盤では夜明けまでの時間が少ない事に焦ったユーレックが地下牢からゾンビ達を出してけしかけてきますが、メイクは「死霊のはらわた」風というか、あんまりハッキリ映らないのでよくわからなかったですね。主人公達が閉じこもってる部屋のドアドンドン叩くだけしかしませんし。
「ドリアン・グレイ」がヒントになってるユーレックの弱点は「成程!」と思わせられて面白かったですね。燃え上がる吸血鬼の崩壊シーンも、機械仕掛けのダミー燃やしたり、「レイダース/失われたアーク≪聖櫃≫」のクライマックス彷彿させる顔面がドロドロと溶け崩れていくシーンは昔懐かしい感じがして楽しいですね。
結局、主要人物一人も死なない所もまあ、この緩さならありだなと思っちゃいます。でも、最後の運転手はどういう事なんだろ?やっぱり死んでなかった?「わしも連れてってくれ~」と追い掛けるジルで終わるラストも何か能天気な感じで後味良さ感じました。
地味で緩いコメディタッチのバンパイア映画ですが、何か嫌いになれない作品でした。
ホラー映画界の巨匠の新作オーディションに参加する若手役者やダンサーたち。ところがこの巨匠、本物のハゲ頭吸血鬼ノスフェラトゥであった。大巨匠ムルナウが本物の吸血鬼を役者に使って映画を撮る偽撮影秘話『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』からヒントを得たかと思ったら、こっちのほうが随分前だ。ランベルト・バーヴァえらい。
吸血鬼は長生きしすぎて飽きている。いい加減死にたい。だけど吸血鬼は自分では死ぬことが出来ない。で、時間内に自分を殺してご覧と、自分んちで人間相手にゲームをする。巨匠自らが撮ったモノクロ怪奇映画がゲームの鍵になっている。
ホラー巨匠の館が異界と通じて迷宮と化すイタリア・ホラーお得意の話だ。ざっくりと適当な展開、締まりの無い演出はランベルトいつもの調子。だけど、憎めない、ふと見返したくなる愛嬌があって、ソフトが売れない。なんだろね。