原題『Die Wannseekonferenz』 (2022)
監督 : マッティ・ゲショネック
脚本 : マグヌス・ファットロット、パウル・モンメルツ
撮影 : テオ・ビールケンズ
編集 : ディルク・グラウ
出演 : フィリップ・ホフマイヤー、ヨハネス・アルマイヤー、マキシミリアン・ブリュックナー、他
第2次世界大戦時、ナチス政権が1100万人のユダヤ人絶滅政策を決定した「ヴァンゼー会議」の全貌を、アドルフ・アイヒマンが記録した議事録に基づいて映画化した歴史映画。
「密室会話劇」映画。
「ビジネス会議」映画。
会議に参加したナチス・ドイツの高官たちが、まるでビジネス会議のようにユダヤ人の大量虐殺計画の内容を協議していく様子を、1部しか残されてないホロコーストに関する重要文書である会議の議事録を基に、誰ひとりとして大量虐殺に反対しないという異様な光景が映し出された作品。
「移送」「強制収容と労働」「計画的殺害」など様々な方策が、あたかも「タスク」のように粛々と議決されていく様は戦慄を憶える…