原題『Till glädje』(1950)
監督・脚本 : イングマール・ベルイマン
撮影 : グンナール・フィッシェル
編集 : オスカー・ロサンダー
音楽 : エスキル・イカート=ランディン
出演 : マイ・ブリット・ニルソン、スティーグ・オリーン、ヴィクトル・シェストレム、他
練習中に妻の死を知ったバイオリニストの夫が7年前のふたりの生活を回想し、夫婦の愛と苦悩、そして音楽により精神的に救済される姿を、ベートーヴェンの「歓喜の歌」をモチーフに描いているヒューマンドラマ映画。
「夫婦」映画。
「喪失」映画。
絶望を通して精神的救済を描くというイングマール・ベルイマンの作家性を汲み取る事が出来る初期作品。