・原作では、八重子が男性不信になった経緯も描かれている。それは、兄が引きこもる前に出来心で部屋に侵入したところ、「JK妹」モノのAVを観ていることがわかってしまい、男性の視線が気持ち悪くなってしまうというものである。
・原作では、寝具店で働く夏月を友人の結婚式に誘う男は地元のリーダー的な存在であり、男は結婚式を待たずに海の事故で死んでしまう。これは、高校のスクールカーストの頂点が突然いなくなる「桐島、部活やめるってよ」をなぞるようなエピソードになっている。
・ラストで、夏月は夫の逮捕について「水が好きなので児童を対象とした犯罪はしない」と弁明せず、「夫が話したならそれが全てです」とのみするが、これは夫婦のルールとして水が好きという嗜好を人に明かさないこととしているからである。