虚無ヨーク

西部戦線異状なしの虚無ヨークのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)
4.0
凄惨、悲惨、無慈悲。戦闘も激しくリアル。泥水すすり厳しい寒さと飢えの中、銃でナイフで殴って毒ガスで…人道なんて皆無な殺し合いを続けながらどこか人間らしさを忘れられない最前線の兵士たち。暖かい家で豪華な食事とワインを飲みながら、兵士を数字としか思わず人間らしさが欠落した軍上層部との対比も残酷さを際立たせている。映像も構図、色合い、風景描写が美しく、音楽もきれいでよかった。
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