このレビューはネタバレを含みます
23年26作目
まぁまぁ面白い。
家族から得る愛情やクラスメートからの差別を経験しながら
人に魔法をかける映画を作り続ける過程は
映画を志す人には漏れなく共感されるだろう。
いじめっ子も映画によって心を動かされてたのは
上手いまぁ〜と思いつつも、
あんなやり取りを実際にしていたとは思いにくい。
自伝作品を作る時に気になる事は
どれだけ恥をさらけ出せるかだと思う。
そういう意味では映画として成立させるために
結構誤魔化してる箇所もある気がした。
とはいえ、母の爪を守る為に
食べ終わったら食器が乗ったシート丸ごと捨てたり、
編集機を買い与えたり、
スピルバーグが御坊ちゃまなのは羨ましく思った。
大学で同じ趣味の友達と映画作りで楽しまずに
いきなり映像業界にアタックするのは
少しでも早く夢を叶えたかったんだろうな。
欲を言えば初期の監督作品が完成するまでは観ていたかったかな。
これを機に他の監督の自伝も作って欲しいね。