スピルバーグさん、大化けのキャリアを重ねてゆく中で、これまでに、数十万回、数百万回と尋ねられたテーマに対する、ご自身の満足のゆくご回答、として、この作品を上梓されたのかなあ、と感じました。
あって当たり前の家族、あるいは、思い通りにならない奇妙な人・出来事の中に、神様が隠れていて、そのお陰で、「面白い」、「解決しないと気が済まない」、「ヘコタレナイ」、「あきらめない」の持主でいることができました、と、読み聞かせてくださったような気がしています。
作品、2時間30分の起伏のすべてが愛おしく感じられて・・・・・、手塚治虫さんも、山中伸弥さんも、JAXAのエンジニアさん達も、きっと、そんな思いで頑張っていらっしゃるんだなあ、と感じました。