こちらは、欧米の方の間では、かなり有名な出来事に焦点を絞った、４か国（蘭、米、英、仏）合作の作品でした（e.g. 日本人にとってのオアフ島・真珠湾攻撃と同じくらいの知名度です）。
何度か組み直される時間軸や、物凄いエネルギーを注ぎ込んだ映像技術、そして、戦場ならではの音響とシンプルな台詞まわしには、実際に戦争を体験された方から、戦争を知らない私達へのメッセージが、たっぷりと込められているような気がしました。
ぼおぉっと、目を瞑ったりしていると、機転の良し悪しの積み重ねで、勝敗が分かれて、そこで、運命が劇的に変わってしまうこと・・・・・、
そして、この出来事のあとも、ヨーロッパ全土の日常生活で、気の休まることのない緊迫感が、５年以上も続いてしまったことの、その貴重な体験型の記念碑として・・・・・、
やっぱり、戦争は、どんな形であっても、幸せから遠ざかってしまうこと、そして、たとえ、戦時中であったとしても、この世で授かった人の命だけは、決して、諦めないことの、本当の優しさや力強さを、思い出させてくれる作品でした。
