きっと、どこかで、誰もが、気にしたことのある素材を、奇想天外に組み立てているのですが・・・・・、
これまで学校などで教えてもらった、無理をしてでも背負っていたものを、一旦、諦めて、もう少し軽いものへと作り直したり、背負い直すことができそうな気がする・・・・・、
ほっこり、ほっこり、何度か笑っているうちに、元気が出てくる仕組みになっていました。
ジャコ・ヴァン・ドルマル監督ならではの、ちょっとやそっとでは思いつきそうもない作り込みが、今回は、とてもわかりやすい形で映えていて、切りようによっては、前衛的な常識破りの、目白押し、となっていながら・・・・・、
濃淡を生かした繊細な色彩や演技でもてなしてくれて、心が明るくなってゆき、このあとも、念を押してみるべく、2回、3回、と観たくなる、素敵な作品でした。