コブラ

フェイブルマンズのコブラのネタバレレビュー・内容・結末

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

不思議だ、、。

スピルバーグの生い立ちにはメチャクチャ興味はあったものの、その幼少〜青年期が人とは違う何か特別なものであった、とはとても思えない。むしろ割と普通だなぁと。恵まれてるよなあと。近親にももっと波瀾万丈な人間はいる。スピ自身も自分を特別なモノである、なんて撮り方は全くしていないし。

なんだけど、げに恐ろしきはこの大してドラマのない半生(ってほどの期間を描いてないが)を、なぜにこうも面白いモノとしてパッケージできるのか。

人によっては喜び興奮し、人によっては激怒し、人によっては心底傷ついてしまう。それこそが映像芸術というモノであり、若きサムの発見atプロムであったのだと思うんだけど、スピルバーグという映画作家は改めて「撮る」、「演出する」という行為の怪物だなぁと。


全てを掻っ攫ってゆくラスト5分。

自分の問題なんざゴミの様なもんだわ、と思える程の巨人との出会い。サムだけでなく鑑賞者をも救ってザルに上げて氷でしめてスッキリさせちゃう圧倒的なエンディングの切れ味とユーモア。


リンチに「ジョン•フォード演ってよ」とか言ってたかと想像するだけでなんか幸せですわ。


よく寝れそう



追記
あとなんだろう。ライティングなのかわかんないけど画に異様な安心感あるのは何だろうね。技術の事はよくわからないけどそんな事も思いました。




追記
フイルムの編集がさカーアクションのシフトチェンジというかなんていうかアクション映画みたいでね
気持ちよかったな
コブラ

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