エーコ

フェイブルマンズのエーコのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
3.7
最後がジョン・フォードとの対面であり、「地平線を真ん中に置くな」という助言には痺れたが、スピルバーグ本人の資質はフォードというよりハワード・ホークス的じゃない?と思わないでもない。(じゃああの猿は? モンキー・ビジネスという言葉に反応してしまう)

映画とは列車衝突と脱線であり、日常の生ぬるい虚飾(家族関係、スクールカースト)を無為にしてしまうような剥き出しの体験なのだとしたら、それは映画といっても制度としての映画のことではなく、そして別段フォードでもデミルでもないように思う。では何なのか?
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