このレビューはネタバレを含みます
なんで原題が”Logan’s run”なのかと思ったら、そういうことか。
ジャケットから、すごく知的な男女が冒険を繰り広げんのかと思ったら、結構ワイルドな男女がすったもんだ繰り広げる感じだった。
遠い未来、増え過ぎた人口の調整。
30歳になると転生を目指して儀式を受ける者たち。
試験管からしか生まれないなら、そもそも人口調整をその段階ですれば良いのでは?なんてツッコミは野暮なのかしら。
冒頭始まりからレトロフューチャー感がぷんぷん。今見ると模型にしか見えない未来世界のセット、当時としてはすごく画期的なやり方かつ、セットと人間カットの切り替わりがなかなか自然だったので、飽きることはなかったが、ドームの中でのアレやコレやのくだりがの〜んびりしていて、「いつになったらドームの外に出るんだ…」と思ったり。
敵と味方を欺き、どこかにあるはずの聖域<サンクチュアリ>の場所を突き止めよ
との命を受けた、ローガン5(5代目ってこと?)
ひょんなことから行動を共にする女ジェシカ6。ローガン5を追うフランシス7。
マザーコンピュータに自らの寿命を人質に取られたローガン、命惜しさに聖域を探していたのかと思いきや、一体どこで心変わりしたのか、終盤では正義感あふれる漢になっててビックリ。
ジェシカの服の布が足りなさすぎるのではってのは野暮なツッコミですか?いくらなんでも夜寒過ぎない?
この終末世界で、生き残ってるメンバーも外界にいる人間も「英語」話者ってのはものすごいご都合主義を感じるけど、まぁ良いか。
途中、マッドサイエンティストな整形外科医のアシスタントがやたらセクシーで美人なおネェちゃんだなと思ったら、ファラ・フォーセットだったか!やはり!
ラスト10分まで読めず煮え切らない展開、寿命が30で終わるなんてことはない、外の世界で長生きできると知ったローガンとジェシカ、ドームに戻って声高にそれを叫ぶも誰も見向きもしない。これはどう幕引きするの…?まさかの力技。ドームが破壊されて強制的にみんな外に出されるとは笑
いいの?それで、、笑
テーマは壮大なのだけど、なんか全部の場面の展開がゆっくりしてるし無駄な間も多い気がして(舞台見てるみたい)、印象に残るセリフも特にない…フワッとした作品に感じた。