aftersun／アフターサンのrikakoのレビュー・感想・評価

娘から父、夜から朝、空から海、シーンの切り替えが斬新かつ自然で観ていて心地いい
カラムの視点でもソフィの視点でもない、奥底に眠る自分自身を形作ってきた記憶を投影させられる、思い起こされる、不思議な距離感の映画で好きだった。
空の色も海の深さも夜の暗さも決して同じようには感じられないけれど、一緒に過ごした記憶だけは色褪せても確かに存在する。大切にし合った時間に嘘はないのなら、何度も思い出すことが永遠に愛することなんだと思いました。