このレビューはネタバレを含みます
若くして親になった親というのは、友達みたいな人間関係になるときがある。自分自身が大人になればなるほど、あの頃の親は自我の欲と常に天秤にかけながらそばにいてくれたんだなとわかる。
そして大人になればなるほど、同じ年齢の目線で見るとその行動はクズだなとも思ってしまう。
それでも嫌いになれないのは家族だからというだけ。
子供だろうと大人だろうと素直に謝る、伝えるということがどれほど後々の関係性に響くことか。ソフィーは未熟ながらも素直な父が心底好きだったんだろうなと思う。
被写体の写し方が独特で緻密で面白かった。細かいところを改めてもう一回見直したい。