東京国際映画祭2022 ⑨本目
今年はこの作品が締めくくり!
イカれた元刑事VSサイコパス殺人鬼。
ジョニー・トー監督とワイ・カーファイ監督の共作「MAD探偵」の後日譚的作品。
ラウ・チンワンは続投してるけど、今回はジョニー・トーは抜けたようです。
しかし映画祭の紹介文「後日譚的」の的って何よ?とか、あの前作からどうやって繋げるつもり?と思ってたら…そういうことか。
何故か娘いる設定になってるし、パラレルワールド?
でも逆に前作観てなくても大丈夫とも言える。
共同監督からジョニー・トーが抜けてることもあり、作品の雰囲気も香港ノワール的な作風からサスペンスアクションに変わってます。
主人公の別人格が見える能力だった前作とは若干主人公の設定も変わってて、警察クビになるきっかけも変わってる。
ただ、ぶっ飛んでるのは相変わらずで、そりゃクビになるだろ的な行動してて笑っちゃう。
指拳銃だけで突っ走るのも面白いし、それにシンクロして実銃を撃つ女性刑事の構図も良かった。
割と銃撃戦多めで楽しかったし。
「時代革命」や「少年たちの時代革命」観た後だと、香港警察があんなにまともとは思えないのが難点ですが。
ツッコミどころはあれど(むしろ香港映画としては当たり前)、純粋にエンタメ視点で観ればとても面白かった。