犬里

デッドプール&ウルヴァリンの犬里のレビュー・感想・評価

4.9
初日に休み取ってULTRA4DXで観に行きました&コラボカフェも行きました&2回目に吹替も観ました。
好きすぎて言いたいことがいっぱいすぎてなかなか感想を書けずにいたけど、もうね!最高でしたね!!
序盤からデッドプールといえばこれ!のグロありアクション&スタイリッシュなダンスで魅せ、MCUの世界観の説明もそこそこに、楽しいデップーちゃんのツッコミもありつつ展開していくストーリー。
(ドラマシリーズ含めて)MCUシリーズ追ってること前提なストーリーなんだけど、デップーちゃんがいちいち茶化すので知らなくて見ても楽しく見られるようになっていると思う。
コミックからのネタも盛り沢山。あ!これ観たことある!ていうシーンもいっぱい。小さいローガンが出てきたシーンで吹替版だと「身長はリンゴ5個分でちゅか〜」とか言ってて、日本ならではのギャグにめちゃ笑った。
「発火!」のあの人が出てきたシーンでびっくりしすぎて叫んじゃったよ。初日の映画館、割とみんな声出てたし熱を感じて面白かった。
FOXのX-MEN、面白くて全部観たよなぁとか、あの没プロジェクトもまさかの復活!とか、FOXの思い出総決算みたいなお祭り映画で本当に素敵な映画。テイタムガンビも出られてほんとに良かったねぇ。エンドロールで若い皆を観て、なんかジーンと来てしまった。
エンドゲーム以降、いろんなヒーローが集結する映画もなかなか作られてなかったので、アベンジャーズ的なお祭り映画の再来って感じで最高だった。

デップーちゃんが“I am Marvel Jesus”って言っていて(ここだけだと面白シーン)、予告だと「マーベルの神だ」、公開版だと確か「マーベルの救世主だ」と訳されていて、日本語だと「救世主」はスーパーヒーロー的なイメージがあるのだが、“Jesus”っていうのはもっと重い意味合いがあるように思う。
イエスは神が人間の罪を赦して救済するために遣わした存在であり、たった一人で十字架にかかってしぬ(その後復活して天に昇る)存在であるので、デップーちゃんが映画冒頭で“Marvel Jesus”を名乗り、その宣言通りに(?)世界を救うため1人で戦い1人で犠牲になる運命を選ぼうとするので、ああ〜となった。コミックスのデップーちゃんも、泣いた赤鬼的な立ち回りをすることがあり、そういう不器用で優しいところもかっこいいんだよなぁと思う。
ローガンはその逆で、誰も救えず一人だけ生き残って、世界から嫌われる存在になってしまった人なんだけど、ある意味神の反対の悪魔(アンチクライスト)的な存在が“Marvel Jesus”と手を組み、2人だからこそ世界が救えたというめちゃ壮大なストーリーなのだな。
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