このレビューはネタバレを含みます
前半パート
ウズベキスタンからモスクワ郊外のコンビニに出稼ぎ労働者として住み込みで24時間働く女性たち。
そこで結婚した1人の女性の視点から描かれる。
女店主からはパスポートを取り上げれ、みかじめ料をとる輩に同僚はレイプされるし、逃げ出すとリンチされる。
夫との子どもはどこかに売り飛ばされるという奴隷のような扱いをされる。
後半パート
コンビニの知り合った女性を通じて、支援団体と警察によって彼女たちは助けられた。しかし、子どもは行方不明のままだった。
故郷に戻って、綿花プランテーションでの労働をするが、母親が病気になり、お金が必要となる。
そして、行方不明になった子どもの夫は別の女性と再婚していることを知る。
結局、お金と子どもために、新しい仲間を引き連れて、女店主の所で再び働くことになる。
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時折、妄想なのか、動物とともに誰かが子どもを連れ去るシーンが差し込まれていた。
現在、経済制裁下のロシアで、彼らのような出稼ぎ労働者がどうなるのか気になるところ。
出稼ぎ労働者は働く国が通貨高というのも成立要因の1つと思うけど。
日本は円安になってるから、そう意味では外国人労働者はこれから来なくなるのかなと。
本国が相変わらずなら、他の外国にシフトするか、それとも地下経済が広がっていくかだと思うけど。
日本人も出稼ぎ労働者国になっているからなー。
メッセージ性のある映画だけど、自分の中では物足りない感じがした。