肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

コ死:デスロワイアルの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

コ死:デスロワイアル(2010年製作の映画)
3.6
進学高校、成績優秀者合宿クラスの皆さん、今からあなた達の内の誰かが一人ずつ死んでもらいます。
誰が?誰に?なんで?殺されるのか、当てた者のみが生きて出られます。
な、これは直球、巻き込まれ学園パニック・スラッシャーホラーだった❗(大多数関係ないじゃーん(ナイジャーン(ナイジャーン…

かに見えた、学園に押し込んだ醜悪な"韓国社会の縮図"を炙り出す〇〇劇

邦画『バトル・ロワイアル』を思わす副題や『イカゲーム』(本作は10年製なので後出し)など信憑性のない適当な関連付けがあらすじ等で語られていますが、ランダムな脱落者が死んでいくような"「デスゲーム」ではなく"、〇〇劇と言ったように"標的絞り"殺害ゲームです。

だから「学園ホラー」としては、対心霊・モンスターは当時(10年前後)珍しくなく、"デスゲーム"も今では珍しくもなんともなくとも、"ホラー映画史の系譜"を照らし合わせたらなかなかに"新鮮"だったのじゃないかな?と思います。
(2023現在から)10年超前の作品ですからね、昔の怖いJホラーは〜と誇りを持って語られますが、結局新シリーズを産み出してるのはハリウッドだし、『新感染』、ドラマ『キングダム』でゾンビジャンルに"新しい波・挑戦"を起こし、世界的視野で考えるとKホラー(韓国)も率先して挑戦してますよね。(➕アジアン、Tホラーが近年熱い)
一応愛国者として仕方なしにフォローを加えておくと、本年(2023)も「リング(貞子)」をアップデートしたつもりの『忌怪島』がありますが、〜村シリーズで地に堕つた清水崇監督ですし、デジタルに近づけば近づくほどホラーって怖くなくなるものでおすし…ファイティン💪

いけないいけない、また少し前の映画だからか、「ホラー映画」全体に視野広げて脱線語りに入ってしまいましたねw
本作は〇〇劇と言ったように(隠す意味もほとんどないがw)、闇雲に人殺せばいっか♪映画ではなく、主人公の血の繋がらない再婚妹の"死"が関係している話で、実に韓国韓国しているんですよ!
そう、つまりは"胸糞"、あるいは皆大好きNetflixでもブームを生んでいる"発散"系とも言えるジャンルの代物で、劇場映画では『聖なる復讐者』が救いがなさ過ぎて凹むと再三言ってますが、今作の"闇"の部分も相当深い!のだけど、考えさせるだけに胸糞/発散の塩梅が6:4くらいで好物なんですw
でも終わってみれば、"実行犯"はやったことに対して当然っちゃ当然なのだけど、"過去の胸糞事件"があっただけに"報われる事がない"ままに終わるんですよね。後日談がないだけに、"あの後"気になる残酷さ…

具体的に"この映画が内包するもの"をネタバレ挿まずに言いますと、既に序文域に"韓国社会の縮図"と表現していますが、学園内でも「スクールカースト」という"経済格差、強権者特権"が発動した事が元の〇〇ということに、その"醜悪さ"の前日譚がなかなかこちらが"犯人寄り"になってしまうほどに上手かったんですよ。
良家の家なら成績優秀者30人に入り込めるし、ノリで性暴行、殺人(事故)も財力でものを言わせて"なかったことにできる"醜悪さ…ナッツリターン感覚の"社会構図"ですよ。
だって結果的にリスのような小動物陰キャ美少女の◯◯◯さえ(また隠す意味よ)、"同調圧力"の敗北者で"あちら側"という、"感情移入の行き場を見失う全体悪感"が見事なまでにたまらない感じですよ!👍(韓国映画の醍醐味)
なんとも印象的に素晴らしいのは、ラストの他の生徒を巻き込む"吊るしゲーム"ですが、なぜか『ポセイドン・アドベンチャー』のラストシーンが思い出されて、あれは牧師の"自己犠牲"の名シーンですが、こちらは皆の為に1人を吊るし上げるのはやむなーし♪という実に"民主主義"を体現していて、素晴らしかったですね!(皮肉)

ただ、経済的、品調達・設置準備等の問題、人数でどうしても違和感や矛盾を感じてしまうので、犯人◯人というまだまだ驚愕のオチを仕掛けてもいいかな?とも思いましたw

それでエンドロールにホラー映画では珍しく"NGシーン"があるのが驚愕で、+0.1!😉
「学園ホラー」つっても皆仲良く殺されましょ♪みたいな一緒に困難に立ち向かう和やかな「学校の怪談」系では決してないよ!?w
ただキスシーンがあって、主演が韓流アイドル元T-ARAのジヨンさん(昔映画なので調べたら顔も変わり、既婚者っていうショッキングw)なので、実際にキスしてないよ!という"証拠映像"のつもりってだけの挿入かも知れないけど、シュールだったのでw