肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

花腐しの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

花腐し(2023年製作の映画)
3.9
要約すると関係をこじらせ(腐らせ)た罪深き男どもよ、身勝手に求めるのでなく、心臓ではなく、"後ろ"を捧げよ
きっとそういうことなのだ。

ピンク映画を腐らしたのは誰か?邦画を腐らしたのは誰か?この女を腐らしもぎ取ったのは誰か??
誰か、じゃない、こんな"男たち"だ
"期限のある女の一生"を無闇に"消費"したクズ男たちの、腐敗臭だけ湛えた"葉茎たちのエピローグ"

初めての男、初めての不浄の穴の男、
それぞれが"同じ女"と知らず腐らせ亡くした女について語りだし邂逅する
"第三者"と心中した女の彼女時代の"前"と"後"(これは時系列でなんもかかってないんだからね///)での肖像、"後ろ"の開放、彼女の変貌♪YAEEE

ピンクどころか熟れたピン立ちの突起を惜しげもなく開陳した「さとうほなみ(ほな・いこか)」の実らない女を演じる"結実"した女優の"到達点"

とまあ、序文枠で言いたい事十中八九語ってしまい、言葉遊びが過ぎましたが……だってしょうがないじゃないか!「ピンク」こそ「パンク」なのだから!(訳:エロにはおふざけっス)
邦画だ、ピンク映画だ、壮大な事を言ってますが、そこを掘り下げて語る気は毛頭なくwただ「クズ男二連撃」にあった嫌われ松子…ならぬ"哀れ祥子の一生"を"元カレ二人が出会って回顧に耽る「オナニー映画」"です!そこは譲りません!例えるなら、『流浪の月』の横山流星と『52ヘルツのクジラたち』の宮沢氷魚が出会って「オレの元カノよ〜」と語りだし「あ、同じ女じゃーん♪」(例だから違うが)と話に花咲かせる映画です。(杉咲花だけにね😉)
どうです?ゲボでしょう?だがそこがいい。

というのは、語弊がありますが、この評価は「さとうほなみ」さんの"体当たり熱演一強"と映画の付き合った男の時期によって印象が様変わり「構成」ですね。
そこに祥子(さとうほなみ)の葛藤、覚悟を呑み込んだ"変化"があって、それを"ピンク映画に過ぎない"と貶められそうなところにきちんとした繊細な演じ分けを発揮したさとうほなみに評価を捧げる思いでいっぱいになります(笑)

そしてこの映画で一番に言いたいのは、

この映画を"美談にする(終わらす)べからず"

に尽きると言っておきます。これを「純愛ラブストーリー」だと思って、しんみり泣けたとかほざいてる方がいるなら…あなた、"イカれてますよ?"👇
という一言も添えて…
"男視点"作られてる映画なので、そこに親和性を持つのは有り得ますが(終わってますが)、女性でそこに祥子ではなく、男たち側に似たような反応を見せているようでは・・・(すべてひっくるめて)開いた口が塞がりません。
それくらい"問題視"してしかるべきの"男女差"のある映画と言っていいかも…拡張すれば"世界と日本"と言えるくらいの"ジェンダーギャップ"とも…

だから、この映画は挙げるどの映画よりもピンク、ロマンポルノに相当する"ドエロ映画"ですが、この映画こそ『春画先生』から言っている"女性の意見が必須・必要(男女差異の明確化)"映画と言えるでしょう。
『春画先生』、『零落』、『花腐し』と続けてスケベ映画だけど、続けて"ジェンダー視点"を盛り込んでこそ価値ある映画のように思います。
ん〜、そして欠かせないスケベ(映画)ピースの柄本佑よ・・・(笑)

この映画がNetflixで配信されましたが、その時期にTV番組での討論を話題にしたネットニュースを読んだのを思い出したのですが、"交際7〜10年?でいきなり彼氏に捨てられ、彼氏は短期間で結婚した…事により男性側に批判が集まった"問題です。
この問題について、このレビューで済まないくらい議論を交わせる準備がありますがw置いといて、この映画の祥子(さとうほなみ)の前カレ(柄本佑)と後カレ(綾野剛)➕夢と年齢で"女性ならではの決断"を余儀なくされるのが共通していて興味深かったのです。
いわゆる"夢 or 妊娠(挫折)"です。
何も差別的、セクハラ的、フェミニスト的意図は一切なく、あくまでそこを軸にした考えるべき"女性の期限"という事実の話です。
恋多き女性なら人生の上で"夢と出産"を秤にかけて"この彼なら✘、○"の「選択」を年齢と共に下していかなければならない。
そこに男が、女が、のジェンダー問題は入る余地がなく、"カップル(夫婦)それぞれの自己責任"とニュースについては思うのですが、この映画については、「ピンク映画」、"監督と女優"、"ジェンダー的敬意と尊重"の観点が加わることにより、より彼女が、"消費され、軽視され、腐らせた"事になるのだと思います。

どうでしょうか?超絶削減した足りてない文章ですが、まだこの映画は"純愛"映画でしょうか?
確かに"喪失"した"後悔"の映画では間違いないのですが、その"女性軽視"の根っこが、「ピンク映画」ばかりか「邦画」全体、『日本』の根底的思想・観念に"拡張"していったようで、とてもじゃないが"クズ男二人組"には感情移入のつけ入る隙間がありませんでしたよ😏
そういう意味では、好き嫌いの分かれるイケメン枠:綾野剛✖柄本佑のキャスティングは"イケメン補正(憎みきれない)"がかかりにくい"絶妙"といえるキャスティングだったかも(笑)

さとうほなみ(ほな・いこか)さん以外にもラストにザ・ポルノのようなエロシーンも追加で待っているのですが、その二人が案の定"アダルト業界の刺客"だったようで(決っっして顔見て即判断したわけじゃないんだからね!///)…そうなると、完全に「ポルノ映画」と化しますよね…
そのキャストがおまけシーンだとしても疑問符で、あくまで愛ある相手とそのへんの女との対比だったのかも知れませんが、その起用で「さとうほなみ」さんの熱演に"侮辱的"にも感じてしまって、結局どの点からみてもどこかしら"ジェンダーや職業"についての『軽視』が拭えない映画となってしまうので、やっぱり蔓延る"根底"を考えさせてしまう映画でした。
そういう意味では、「問題提起映画」として必見の価値ありや・・・?🙄