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春に散るのpokotanのレビュー・感想・評価

春に散る(2023年製作の映画)
3.8
春夏秋冬を通して、元プロボクサーの広岡とボクサーだったが理不尽な判定負けでボクシングから離れていた黒木翔吾の再起する2人の姿が描かれ、そして最後に春に散る。
季節が飛ぶに連れて、説明はされないが色々な変化もあり、姪の佳菜子と一緒に住むようになっていたり、佳菜子と翔吾が付き合っていたりして、あれ?いつの間にこうゆう仲になったの、と。

試合が決まったあとに翔吾が問題を起こし、広岡が土下座で試合を頼むシーンでは広岡の翔吾に賭ける本気度が分かって、ジーンとした。
その光景を見る翔吾も、ちゃんとしなきゃという覚悟したんだろう。

終盤は、世界チャンピオンの中西と挑戦者の翔吾の試合シーン。
BGMなど過剰な演出のない試合シーンが好感を持て、リアルな試合描写で、その瞬間に人生を賭け、お互い殴られても殴られてもボクシングという競技を楽しんでる2人の姿に熱くなった。
イケメンがボロボロになっていく姿が美しくかっこよかった。

とにかく横浜流星の気概がすごい。
体がバキバキすぎて、素晴らしい。
窪田正孝も他の作品等で元からすごいのは知ってたけど、さらに横浜流星の体はすごかった。
実際にプロテストに合格してライセンスを取得したのにも納得と作品の説得力が増す。
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