KotaroKinoshita

猿の惑星/キングダムのKotaroKinoshitaのレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
4.3
同じ空を見て感動を分かち合えるかどうか?という問いかけを、同じ映画を観ている観客と共有することの尊さ。『アバター』1作目よりこちらの方が遙かに説得力があるのは、単に猿の方が感情移入できるからというだけではないだろう。
猿のCGIの出来がいよいよ限界値なのではというレベルに仕上がっているが、それ以上にアクションのショットと編集の的確さが目を引いた。特に猿たちによるマンハントと、クライマックスのカタストロフィはどちらもよくできているがゆえに恐怖さえ感じるレベルで驚いた。
ヒトの文化をこの世界観にどう織り込ませていくかという点を相当考えていて偉かった。

@ AMC Kips Bay 15


演出0.8
オランウータン1.0
構成0.9
驚き0.8
趣味0.8


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚本や画面の全体的な構成
驚き=斬新さ、意外さ
趣味=個人的な好き嫌いの印象