ラーチャえだまめ

NOCEBO/ノセボのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)
4.0
『“ユニ◯ロ”全否定映画』



どーもどーも年末年始は某店のヒートテックセールに食らいつくラーチャえだまめです。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。そんな正月バーゲンセールとは言えまだまだ物価高が続く中、お高い洋服がちょっとセールで安くなっているからと飛びつくも隣のファストファッション店に似たような服がそれよりも何倍も安く売ってるじゃないのー!?なんてショックを受けるあまり「もう安物の服でいいじゃん。」と諦めかけた方にさらなる絶望を与えるかもしれない??本日はコチラの映画を拝見させて頂きました


【NOCEBO/ノセボ】!!!3年前に美空ビバリウムッ!!!(これ言ってんの俺だけ…)こと少子化対策に子作りしようと思える経済的豊かさの実現が先なのに小賢しく夫婦に5000円くらい1回払って無理やり子作りさせたって上手くいきやしないのだというテーマが奇遇にも日本でダイレクトアタックした異色作「ビバリウム」のロルカン・フィネガン監督の最新作と言うことで?しかもその前作はホラーと言っても“異様に不気味なキッズ”が出るくらいであとはタモリ案件(「世に奇妙〜」)っぽい世界観で時より笑えるシーンもあったりなんかで…それが本作は“ガッツリホラーっぽい”??ということで気になっておりました。


まずいかにも意味アリストテレスさがクンカクンカするタイトルの“NOCEBO”……皆さんプラセボ効果というのをご存知でしょうか??全く効き目のない偽薬を飲ませてんのに「この薬は効果がありますよ〜」といかにもな医者が言うことで実際にないはずの効果が出てしまうことをプラシボ効果と言うのですが、その対になる単語としてノセボ効果、つまり全く副作用がない薬を飲ませてんのに「この薬は副作用がすごいですよ〜」といかにもな医者に言われるとホントに副作用が出てしまう……人の身体って不思議ですね〜。本作はまさにその“偽りを信じる”ことで“ありもしない副作用”に悩まされる映画とでもいうのか__??


クリスティーンを演じるは43歳未だ美しさと色気が止まらないエヴァ・グリーン。いやー今作のエヴァ様はびっくりですよ「パニックスイッチが止まらない」。「シン・シティ」でも色白(いやあれはモノクロ)なエヴァ様でしたが、今回はとても病弱な母親、というか終始とっても「顔色が悪い」薬がないと生活できない、就寝時も酸素マスク?しないと寝れない、悪夢にうなされて汗だくになって起床して……なんだかとっても疲れてて具合が悪そうな女性を見事に演じているだけではなく?突然幻想を見てパニックになって錯乱したり、いやーもうワイングラス破れるんじゃないかってくらい「すげぇ叫ぶ」のが、ちょっと意外というかこれまでクールな役が多いエヴァ様とはまた違った役どころ、今回見事に演じておりましたね〜。



↓ブログにもあげました(ネタバレなし&ネタバレ・考察)↓https://www.edamame-movie.com
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