あきしげ

いかレスラーのあきしげのレビュー・感想・評価

いかレスラー(2004年製作の映画)
1.5
『着ぐるみ』シリーズの1作目。
『えびボクサー』に触発されて、
叶井俊太郎と河崎実が製作した。
バカ映画にもならないクソ映画。

まず、大前提に“いか”である意味。
ハッキリ言ってまったくありません。
“えび”に対抗して“いか”にした。
ボクサーに対抗してプロレスラーに。
本作は安易に考えた雑すぎる映画だ。

着ぐるみの主人公がドラマを展開。
とても安いメロドラマをベースに、
とても安いロマンスを繰り広げて、
とても安い三流の役者が演技して、
着ぐるみの主人公が活躍する映画。

本作が注目するべきは試合。
本物のレスラーが試合する。

いかレスラーの正体、岩田貫一。
“ミスター無我”の西村修です。
無我になる前は地味なレスラー。
無我によって覚醒したレスラー。
今では政治屋をやっております。

そのライバル、王者の田口浩二。
レスラーのAKIRAが演じる。
俳優として地味に活躍していて、
本作では大根な演技をみせます。

河崎実監督の作品はカメオ出演が多い。
・白石美帆
・なべやかん
・テリー伊藤
・高山善廣
・南部虎弾
・吉田豪
・船越英一郎
みんな遊びに来ているような感じです。

観ている側など関係ないのである。
“いかレスラー”だけなら分かる。
“たこレスラー”の登場で薄味に。
“しゃこボクサー”で消えました。
それでもドラマは展開されている。

あまり語る事はない。
なぜなら面白くない。
これで金を取ります。
信じられない事です。

河崎実監督は良作なバカ映画を作ります。
『着ぐるみ』シリーズはお遊び程度です。

RE-179
あきしげ

あきしげ