B級ホラーな感じで勝手に期待値低めに予想してたけど思ってた以上にパニックホラー感強めでなかなかの出来栄えでした。
ただのパニックホラーではなく、AIの研究、開発や普及について、子どもに対する愛情、さらに便利なモノに対する賛否やデメリットなど、それらのテーマにもちゃんと触れているのが良かった。さらに何が一番怖いかってそう遠くない未来に現実にあり得そうなこと。3〜40年前に公開されたターミネーターでは、こんなこと未来で本当に起きるのかって半信半疑だったけど今作ではとても現代的な内容と言うか今後のAIの開発によって映画の世界だけじゃなく実際に起こりそうな、AIの開発や研究に対して警鐘を鳴らすかのような内容に感じた。
AIやアンドロイドが一般的に普及され始めている現代社会でも、それでもどんなに便利でも親の代わりは務まらない。愛情とは人から人へ肌を通して初めて伝わるものかもしれない。その部分を軽視してどんどん便利なモノに頼ってそれが当たり前の生活になっていくとこの作品のようなことになるかもしれないと改めて思う。それでも時代の変化によってライフスタイルもどんどん変わっていくから何事も賛否両論はあるかもしれない。
