まず、子どもと上手く関われないで奮闘する
独身女性(男性ではなく)という設定は、
実は映画でこれまであんまり
描かれてきてないのでは?という部分で
新しかった。
のだけど、全体の印象として、
女の子がかわいそうなのと、その上
登場人物のやりとりが全体的に
高ストレスな感じで
雰囲気がわりとしんどい。
怖さの種類も、
チャイルドプレイのような呪いではなく、
AIという現実的なテーマなので、
重い意味合いで怖い。
ラストは救いはあるし、展開も
ホラーの定石は押さえられているんだけど、
映画としての気持ちの良さが
今ひとつかな。
意外性と美しさに振り切ったミッドサマーや
冒険・成長のテーマを真摯に盛り込んだ
新旧のイットなどはすごいなと
考えさせられた。