静かに心に残る内容だった。
プログラマ、広く言うとものを作る人のメンタリティが分かる人は理解できるし、クスッとさせられるやりとりもある。
裁判中心なので画は地味なんだけど、それでも胸熱なシーンはいくつもあり。
子供時代のエピソードも初期衝動を感じてすごくいい。
私自身はWinnyは全盛期に使ったこともあるけど、まだ若かったので文春のような役割にもなり得る(匿名での告発ができる)というのは今回観ていて初めて気づいた。
道具は使う人間によって善にも悪にもなる。
あと愛媛県警のくだりが、短いのに本筋を凌駕するほど怖い。
歴史的事実を残す意味でも、かなり価値ある作品だと思う。