前半は朝子の喋り方の遅さや表情の乏しさ、
二人の関西弁のイマイチさ、
ばくの喋り方の解釈が結構イライラする…
と思って細切れに観ていたんだけど、
中盤以降に俄然面白くなってきた。
朝子の自我が暴走したからだと思う。
ばくは朝子にとって一度出会ってしまったら
抗えない引力を持った相手なのだろう。
江國香織の「神様のボート」を思い出した。
ラストは、これからの長い年月、
この二人が上手くいくかは分からないな…
という感想を持った。
若い人たちの恋を俯瞰した
岡崎のおばさんや漁港の人の台詞が
よかった。一般的な大人の視点。