第95回アカデミー賞主演女優賞のノミネートで一悶着？あったようで、そちらの角度から本作品を初めて認識しました。シングルマザーのレスリーは宝くじで大金を引当てるも、数年でそれを全て酒に注ぎ込んでしまいます。今や離れて暮らす息子や、かつての友人を頼るが酒に溺れる生活を変えられず見放されてしまいます。周りの微かな期待を自ら砕いているのですが、アルコール依存症の高い壁は無情にも立ちはだかるのです····。
実際に自分の周りにも半依存症が二人程いたので、結構多いのでしょうか？アルコール以外の、○○依存症等もありますから人間は何らかの拠りどころを求める者なんでしょうか。
本作品は、そんな人間の甘えを観ているこちらの嫌悪感さえ呼び起こしますから成功していますかね。そんなレスリーに辛く当たる、かつての友人ナンシーを演じた(アリソン・ジャネイ)が魅力的な女優さんだなーっと。 彼女は過去の数々の出演作で、本作品とは全く違う美しいビジュアルを見せてますよ。
こんな人間再生の物語は世の中に有益ですね、こうであって欲しい。
