トラジャ

ナイン・マンスのトラジャのネタバレレビュー・内容・結末

ナイン・マンス(1976年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

なんか70年代の日本のメロドラマ見てる気分になった、、

地方都市の保守的な環境、不甲斐ない昔気質のおとこ、向上心のある強い女、、、不倫、
それにピタッとはまるかなしげなメロディ。

なぜユリはこんなおとこを好きになるんだろう?

子供の父親(妻子持ちの)はリベラルな感じで穏やかな人なのに、真逆の嫉妬深く、ネチッとしてて、心が狭い、世間体を気にして、保守的。高圧的で幼稚。

なぜ??

なんだかんだあって、親戚にユリが自分の背景を打ち明けたら、一方的におとこがきれて、ケンカ別れ。ユリのお腹には男との子どもがいるが、産むな!と!

ユリは子どもはしっかり産み、資格を取った技能を生かして、次のステップへ進む。
おとこが忘れられなくて苦しそうに泣くが、段々と表情が変わり、最後は晴れ晴れとして吹っ切れたようにも見えた。

この女優さんモノリ・リリは「ふたりの、、」でも良かったし、これも良かった!
口をへの字に曲げたり、すごく憎々しい表情をしたり、美しい可愛らしいのとは違うけど、生き生きしてて本音で生きてる感じがすごく好き。
トラジャ

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