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Megalopolis(原題)のsonozyのレビュー・感想・評価

Megalopolis(原題)(2024年製作の映画)
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フランシス・フォード・コッポラ監督が1977年に着想し長年温めてきたという、ローマ共和国の崩壊とアメリカの将来の類似点を描きながら、ユートピア的な未来都市の構想という壮大なテーマに挑戦したSF史劇。

21世紀の都市「New Rome」を舞台に、ある能力を持つアル中の建築家シーザー・カティリーナ(アダム・ドライバー)が、革新的な建築材料メガロンを発明し、未来のユートピア「メガロポリス」を建設して新ローマを活性化させるという計画と、それに反対する腐敗した市長フランクリン・キケロ(ジャンカルロ・エスポジート)との衝突。

シーザーの愛人だった、金と権力を欲する金融ニュース専門のテレビ司会者ワウ・プラチナム(オーブリー・プラザ)
シーザーと親密な関係になっていくキケロの聡明な娘ジュリア(ナタリー・エマニュエル)
シーザーの従兄弟で、嫉妬するシーザーを潰そうと動くクロディオ(シャイア・ラブーフ)
シーザーとクロディオの叔父で世界一の大富豪であるハミルトン・クラッスス3世(ジョン・ボイト)
シーザーの助手/運転手のフンディ(ローレンス・フィッシュバーン)
キケロのフィクサー役にダスティン・ホフマンも。

スタジオから資金を得られず、所有するワイナリー事業の一部を売却して得た約1億2000万ドルの制作費に加え、マーケティングと配給に約2000万ドルの私財を投じ、製作も困難を極めたということですが、その困難が目に見えてくるようなw内容でした。

要素盛り込み過ぎで混乱気味のストーリー、アダム・ドライバーの演技、シャイア・ラブーフのウザさw、演出やVFXの時代遅れ感/安っぽさ...etcで、ラストまで没入/高揚出来ずでした。残念!
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