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青い麦のeop421のレビュー・感想・評価

青い麦(1953年製作の映画)
1.5
大人に成りきれず、かと言って子供でもない年頃のイライラや高揚感が(ちょっと大袈裟な感じが否めないが…)表現されている作品かな、と思った。時代が違うと言えば済む話しなんだろうが、今の感覚で観るとちょっとヤバい話し…。16歳の青年が年増の未亡人に恋心を寄せるのだが、ここまでなら判らんでもない。だが女性のほうも満更でもない感じで、彼を誘惑するのでなんだか気色悪い。ロマンチックな音楽と映像で事をボカして撮っているから観れる作品なんだと思う。若い子に酒とタバコを勧めてはいけません。追記:そういえば三島由紀夫によると『持ち重りのする荷物(アレのこと)は早く捨てるに越したことはない』そうで、その相手をしてくれる女性は菩薩のような存在なのだとか。うーん、そういう考えもあるのか…。
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