人間生きていれば死にたいと思うことは一度や二度はあること。でも社会に出てからのそれと、まだ色々未熟な10代のそれは大きく異なるのですね。当たり前といえばそうなんだけど。大人の目から見れば大したことではなくても、思春期の子にとっては大問題なことありますよね?そんな空気感が詰まった作品です。上手い具合に映像化しているな、と感心してしまいました。求めて止まないものが手に入ったらなんだかどうでもよくなるとか、自分でもなぜか解らない複雑な気持ちとか…。映像から伝わる感じがするんです。子供は所有物ではないということがサッパリ判っていない親を持つ子供は可哀想だなとしみじみ思いました。