アドニス・クリードについて語るべき物語はあらかた終わっているから当然取ってつけたようなテーマでしかもどこかで観たような展開なんだけれど、しっかりドラマチックに仕上がっていたと思う
相変わらず音楽使いは冴えてたし、序盤に漂うはっきり不穏な雰囲気が心地良かった
すっかり金持ちの成功者が板についたアドニスのヤ〜な感じも加減良し
試合中のやりすぎブロマンスな文字通りの”二人だけの世界”カットも嫌いじゃなかったな、今にも「逆だったかもしれねェ…」とか言い出しそうでヒヤヒヤしたくらいにはダサかったけれどそれはもう邦題からしてアレだからさ…ほら…
ロッキーがそうだったように、闘う理由なんて何だっていいからもっと観せてくれ!って素直に思えて嬉しかったよ
これはボクシング・ポルノ・フランチャイズのはずなんだけれど
判りやすくここでイってください!ってとこが無かったのは不満といえば不満なんだよね、まあでもクリードから数えても三作目でこれなら上出来では?
…シンジダァイ…が上映の締めだったから変なニヤニヤ顔でスクリーンを出ることになったのも楽しかった
あれ、メガロボクス?