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忌怪島/きかいじまのKKのネタバレレビュー・内容・結末

忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)
1.4

このレビューはネタバレを含みます

つまらない。

怖い怖くない以前に意味がわからない。支離滅裂すぎて何が何だかさっぱりわからない。いや、こうしたいんだろうなってのはわかるんだけどさ。どうしてそうしたらそうなるの!?っていう支離滅裂さ。

ホラーだから支離滅裂でいいだろ、って思ってるのかね。霊障は支離滅裂でも怖ければいいと思うけど、生きてる人間が支離滅裂なのはダメなんだよ?わかる?あと怖くないから霊障でもダメな。

あと、物語は支離滅裂なのに、登場人物の心情は全て説明してくれるのなんだろうね。気味が悪いわ。あいも変わらずティーン向けというかなんというか。そんなにSNSで「意味がわからない」って書かれるのが怖いのかな。まぁそれ以前にストーリーが支離滅裂の訳ワカメだから、酷評を書かれるのは必至だろうけど。

アイドル起用するのは一向に構わないけど、本当に手を抜くのはやめてくれよ。なにわ男子好きの女は頭が悪いからこれくらいわかりやすくセリフにしないとウケないだろうwという"手抜き感"がビシビシと伝わってくる。視聴者を舐めるなよ。

正直、素材は悪くない様に感じた。

VRによって呪いが顕現する。呪いの信奉者が島に呪いを解き放ち、島民に復讐を試みるも、主人公達が止めようとする。

ってそれだけ聞くとまぁまぁ面白そうではあるんだけど…

この素材なら、もっっっっっっっっと怖く面白く出来ただろうが…何故手を抜くんだ?手を抜き過ぎだろ。

全てが手抜き。
設定、脚本、プロット、演出、演技指導。手抜きにも程がないか?手抜き感が見え透いてるぞ。

それっぽい設定、ITっぽい用語、頭良さそうなセリフ、黒板にテキトーな数式を書いてみたり、コマンドプロンプトにテキトーなコードをだらだら表示してみたり、脳波的なものをピコピコテキトーに表示してみたり、あのプロジェクトメンバーもまぁーーーテキトー、テキトーでそれっぽいキャラ付け、テンプレっぽいセリフ、テンプレ的なそれっぽい酔っ払い、薄っぺらい人間ドラマ、何か含みがありそーにするけど単純明快なエンディング、も〜あげたらキリないね。

何一つ、魂がこもったものがない。

ホラー演出も…まぁ…いまだに呪怨の使い回し…

唯一良かったイマジョやシゲじいの過去シーン。でも、まぁ〜勝手にベラベラ説明くれるんだな。リングのオマージュだけは絶対にやらない!という固い決意だろうか。

そもそも、主人公が天才脳科学者って薄くて軽〜い設定もなんなんだろうね〜…

天才脳科学者って…なんだそりゃ。

ほんと、児童文学を読んでる気分になる。

ジャンプのつまらない読み切りを薄ーく伸ばして映像化したって感じだな。

素材はいい。だか他は全部ダメ。それだけ。

もう日本で作られたホラー(のような別の何か)映画を"ジャパニーズホラー"とかいうのやめようぜ。

怖くし過ぎるとキャストのファンが遠のく〜とか宣ってるかもわからんけど、清水崇やら中田秀夫やら、自身のファンから逃げ過ぎなんだよな。こっち見ろ!バカ!

ジャニーズもアイドルもグラドルも若手俳優もいらねぇから本気で怖い映画撮ってくれよ。頼むよ。どーせ予算が足らね〜とか言うんだろうが、しょーもねぇ。


はぁ、つまんねぇ〜。
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