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オットーという男のt0moriのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
4.0
なんだか最近、ハシゴする作品がどうも意図せず、関連要素があったりして、ちょっと不思議。今回は自殺志願。

しかし、こんなに前向きな自殺志願者を描いた映画も、珍しく面白い。ある意味『The Son』の苦い後味を引きずったまま帰路につくのは忍びなかったので、こちらが後で良かった。

トム・ハンクスとマリアナ・トレビーニョの掛け合いが楽しいし、つい断れ切れずにあれこれと付き合ってしまうあたり、オットーの生来の人の良さも伺えて、暖かい気持ちになる。

スウェーデン版のオリジナルと原作小説では、もっと亡き妻のソーニャの人物像を描いたシーンが多いらしく、そちらにも興味をそそられた。
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