olive

メグレと若い女の死のoliveのレビュー・感想・評価

メグレと若い女の死(2022年製作の映画)
3.4
連れ合いが録画していたのを一緒に。連れ合いはアガサ・クリスティ原作のものが大好きなのでこれもそういう感じかと思ってたらすこし違ってた。
メグレのくたびれ感が哀愁漂っていて寂しそうで捜査に付き合ってくれる娘と重なるベティに特別な思いを持って解決に向かっていく。向こうの部屋でベティと妻の笑う声を聞く彼のなんとも言えない表情が切なくせまってくる、このシーンがとてもいい。
あの時代のフランスの感じも素敵だしフランス映画でよく思うのが女性の低い声、それが静かで淡々として凄くいい、日本の女性の喜ぶ褒め言葉が「可愛い」だそうだからかどうも高い甘ったるい声が耳につく、それが苦手な私は若い女の子が低く静かに話すのがとても気に入った。
olive

olive