ゆみゆみ

シャドウプレイ 完全版のゆみゆみのレビュー・感想・評価

シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)
4.0
ジンボーランが好きで観に行った。
複雑怪奇なサスペンスだったらしんどいなと思ったけど、開発事業者と住民の衝突に警察が介入し、一気に物語が動き出すのは小気味良く、引き込まれていった。

野暮ったい容姿のタン社長が住民へ向けて説得する様子は人の良さを感じさせた。そこへ警察官のヤンが登場してくる。若く顔付きも良くヒーロー登場な雰囲気。
タンの妻リン、娘のヌオ、タンの仕事相手のジャン社長とビジネスパートナーのアユン。この5人の関係性が複雑に絡んでいて、謎を含みながらその拗れた糸が解かれていく。

ジンボーランがやっぱり良くて。キャラクターとして善悪難しい役だったけど、まず顔が好きなので、良くも悪くも場面が華やいだ。

中国映画は政府の規制もあって、自由に作れないし公開できないと思うけど、規制を恐れない力強さがあった。
ただ映像ディレクターが誰だか知らないけど、画面がとにかく揺れに揺れるので酔ってくる…。何を映してるのかよくわからなくなってきたりして、そういう疲れが出てくるのがちょっとな。
小さいスクリーンとは言え、他に観客がいなくて私一人の貸切状態だったので、家のリビングかというくらいリラックスして観れた。
一番後ろの席で観るのがいい作品だったかもな。
ゆみゆみ

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