肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-の肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

3.8
完結の祝杯はやべークスリではなくペヤングであげろ
タケミッチはどこか置いてけぼりの東卍創設メンバーの熱き因縁と言いがかり腹いせの衝突をしっかり「けんか一本」で気持ちいいくらい仕上げる力技映画!
こんなで終わらしたつもりはねーよな!?期待も跳ね上がる「聖夜決戦編」も見たいが、これ以上のものに仕上げられるか?も課題になってしまう"大掛かり本気(マジ)喧嘩映画"の誕生

名もなき(役名はあるけど)両派閥(参番隊、芭流覇羅)のモブたちが下支えしたからこそほぼワンシチュエーション映画を成立させた下支えも感じる力作

個人としては前作があまりにも「前編」し過ぎて盛り上がりが足りず、もっと構成考えれば?的な事で評価を制限したつもりですが、本当に今作はおそらく一時間丸々は「廃車工場(決戦舞台)」に絞って延々と喧嘩を繰り広げますw それも飽きることなく"環境臨場感"を盛大に演出して。
これ、撮影をどうしてるのか本気で気になるレベルで、『今日から俺は!!』や『HiGH&LOW』などのヤンキー映画はありますが、韓国映画のドチャクソ(乱闘)に負けないレベルで映画史とは大それた事は言いませんが、ちょっとジャンル映画としては忘れられない映画になりそうですねw
ホント、グリーンバックじゃなそうなのにあんなに多段に重なった廃車群を部隊に格闘&落下を演出するって、スタントにしても細心に注意を払う必要があるだろうに邦画ってここまでできるようになったのか!?と驚嘆の域です…

今作のキーパーソンであり重要な役目を負う場地役の永山絢斗さんが逮捕されたことで、良い意味でも悪い意味でも本作の注目度が上がり興行にどう影響したかは知ったこっちゃないですが、前作のレビューで言ったようにやっぱり永山絢斗さん以外考えられくらいにはとんでもなく魅力的に、カッコよく演じてるのはフィルターを通さず正直に言えることです。
『今日から俺は!!』に負けじとするようなコメディライクなシークエンスには、素直に笑っていいんですかい!?と一瞬迷い…もせずに楽しんだんですけどw
彼の決断や孤高の戦いに、現実をリンクさせてどう思うか?その感動に水を差すか?も個人次第で知ったこっちゃないですが、この「血ハロ編」では主人公タケミッチの寄与が微力に映ってしまうくらい、ほとんど映画としても"場地くんを「主人公」"として立たせてしまったエモい演出に、あなたたちは現実の怪物を見出すか?なんですよ…(笑)

2023年テレビ局映画の絶大ヒット作が本年も既に出てはいますが、ヒット予想の大注目作である2作で逮捕者、延期が発表され、本作は揺るぎなく上映敢行、もう片方は実在の事件を強く想起させるだけに"天罰"が下りたとする考えもあるのでしょう…
どちらにしてもコロナ禍を経て(終わってはない)日本の映画産業を盛り立てようと模索、意欲作を連発している中、"日本の芸能界腐敗"を感じさせるなんて、因果の映画、因果の年ですね今年は・・・

それでも永山絢斗さんも、実写『東京リベンジャーズ』も不死鳥のようにやっTARるのでしょう。(上手くまとめてやった感)😉

なにが言いたいかというと、「ペヤング映画」に一石を投じるストイックな飯テロ映画だったって事ですよ!