【山崎貴監督！アンタはやれば出来る子だと思ってたよっ‼︎】
ヒロインが浜辺美波とはつゆ知らず観に行ったらなんとこりゃ劇場版らんまんじゃないかーい。
監督の初期作ジュブナイルとリターナーを観た時は、おお⁈ようやく邦画にもビジュアル重視の映画を撮る監督が現れたかと思ったもんです。なのでその後SFでもファンタジーでもなく西岸良平の三丁目の夕日を実写化すると聞いた時は「なんで⁈もったいねぇー！」と思うのも無理なくね？ただ実際観てみるとちゃんと昭和の人情噺の遠景に建設途上の東京タワーが合わさってなかなかどうしていい具合。
その後は映画作りの方向性と題材があってなかったりして評価の浮き沈み激しい作風となったものの、少なくとも永遠の0といいアルキメデスの大戦といい、戦後間もない日本と海を征く艦船の描き方は国内外の映画見渡しても頭ひとつ抜けてると思う。
で、ゴジラ-1.0ですよ。監督の土俵でもって見事な横綱相撲。あらゆる方面への目配せも怠らず感涙に咽ぶ。エンドロールが終わったらスタンディングオベーション（したい気分だった）。非オタである配偶者とシンゴジ観たとき、彼女はワシがどうしてそんなに熱狂するのが理解出来ない様子だったけど、ゴジマイには素直にドキドキして怖がって感動していた。つまりそういうことなんだと思う。
