まーくん

ゴジラ-1.0のまーくんのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.0
ゴジラ作品を劇場で鑑賞するのは、ゴジラvsデストロイア(1995年)以来、28年振りとなった。

震災後の現代を描くシン・ゴジラ、終戦直後を描くマイナスワン。
静のシン・ゴジラ、動のマイナスワン。
政府主導のシン・ゴジラ、民間主導のマイナスワン。
これぞゴジラという荒ぶりも迫力があり、シン・ゴジラよりリアリティを感じる。
劇伴もシン・ゴジラより緊迫感を得られた。人間パートは堅苦しい用語が飛び交うシン・ゴジラより分かりやすく、往年の古きゴジラ寄りになってて、ゴジラが嫌いではなければ老若男女楽しめる作品だと思う。放射熱線というか熱砲については、シン・ゴジラのあの細いビーム状のより凄まじいレベルでゴジラ本体については大満足。そろりそろりと歩くより、あの足音と共に歩く姿が良い。今回は陸のみならず海上戦闘も多いし泳ぐのも好き。
問題は、脚本力。キャストも若手~中堅ではなく、もっと年配のベテラン俳優もほしかった…が、緊迫のシーンであの方がカメオ出演しており、ゴジラが吹く前にこちらが吹きそうになった。最後は全シリーズ定番のモヤモヤ(ガメラ要素か?)もあるし悪くはなかったが、スコアは-1.0で。
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