圧倒的な存在に襲撃される絶望感の中で
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1945年終戦末期の日本。敷島は特攻兵として戦地へ赴いていたが、機体の故障によりとある島へ不時着する。そこで巨大生物の襲撃をうけるも間一髪生き延び終戦を迎える。心に重しがのったまま、復興に向け歩み出し2年が経ったある日、日本列島に巨大生物ゴジラが出現する。
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戦後の悲惨な状況と戦争を終えた人々の悲しみと葛藤が交差する中、絶対的な存在としてゴジラが登場するその描写に、希望なんて見失いそうになる恐怖をリアルに感じた。
実際あった戦争と架空の生物ゴジラの組み合わせが見事に合致し、山崎節全開の人間ドラマと積み重なる事によって、戦争を知らない我々にもその悲惨さを、ゴジラを通じて痛感させられる体験型な設計も実に興味深い。
それでも多々突っ込みどころはあるにせよ、シンゴジラやこれまでのゴジラとの違いを、きっちり表現されていて見応え十分大満足でした。個人的には最後のシーンはポストエンドクレジットでもいいのかなと思いました。ゴジラ戦闘→クレジット→最後のシーンの流れの方が敷島に寄り添えたかなと。まぁ製作陣も何100万回も考えているのは思いますがw
