tetsu0615

ゴジラ-1.0のtetsu0615のネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

イヤー!なかなかに面白かった!!

敗戦した日本、復興を少しずつ歩み始めた日本に降り立つ、絶望という名のゴジラ、人々はどう立ち向かっていくのか…

敷島のトラウマだったりのくだりは長かったり、展開としても読める展開は多いし、「やったか!?」のフラグが多すぎるとか全体的には違和感ないのだけど、たまにあるCGの粗さもあるのだが、全体としては満足!

SFな兵器も充分な火器も人もない中で襲い来るゴジラ!この絶望感!!恐怖そのもの!という存在感を見せるゴジラ、素晴らしい!

ゴジラ像に関しては人それぞれに見てきた道のりがあるし、その辺への解像度はそれぞれなので、納得できない人もいるのかな?

個人的には恐ろしく容赦のないゴジラで良かったと思う。放射熱線の演出もハリウッド版にアレンジを加えた感じで面白い。

一つ言うのであれば、全体的にマッチョな、男性的な、映画だったかなと。
確かにあの時代のあの国にならば、戦争を生き残ったマッチョな男たちが活躍していく話になるだろうし、時代背景としても合っているだろう。しかし、女性陣(浜辺美波と安藤サクラ、子供だけなのもそうだが)があまりにもキャラクターとして蔑ろというか、ただ敷島を動かす動機とそのサポートにしかなっていないのはいかがなものか?という話はあるだろう。
時代としてはそうなのかもしれないが、だからこそ、フィクションで史実とは違う描きかた、あの時代に、ゴジラという恐怖の存在に立ち向かおうとする女性を描いても良かったのではないだろうか??(まあ、これをやるとしてもそれはそれで苦言を呈する人もいるわけなのでバランス難しいんですけどね)

あと、ラストに浜辺美波が生きてるのはありえんだろ…あの爆風で生きてるって何者?あれは大火傷じゃなくてゴジラのアザなんですか?(他の人のレビューの何個かに書いてましたけど)
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